素粒社
漢詩の手帖 いつかたこぶねになる日
小津夜景[著]

漢詩の手帖 いつかたこぶねになる日

カテゴリ
エッセイ
定価
1,980円(税込)
判型
B6判
製本
ハードカバー
頁数
272頁
ISBN
978-4-910413-00-6
デザイン
北野亜弓(calamar)
装画
姫野はやみ
発行日
2020.11.05
2
2021.03.25
3
2022.02.10

内容紹介

フランス・ニース在住の俳人、小津夜景さんがつづる漢詩のある日々の暮らしーー
杜甫や李賀、白居易といった古典はもちろんのこと、新井白石のそばの詩や夏目漱石の菜の花の詩、幸徳秋水の獄中詩といった日本の漢詩人たち、また中国近代の詩人である王国維や徐志摩の作品を清新な翻訳と極上のエッセイでひもとく。
巻末には本書に登場する漢詩人の略歴付。

推薦文

この人、何者?
極上のエッセーで、文体が弾み、とんでもなく博識で、どうやらフランス暮らし。俳句を作る人らしい。一回ごとに漢詩の引用があるが、その漢詩はいつも角を曲がったところに立っている。しなやかな和訳と読解が続く。
世の中は驚きに満ちている、と改めて思った。

ーー池澤夏樹

エッセイと漢詩。
一瞬の情景を保存したふたつの文章が、もとからひとつのものであったかのように縫い合わされていく。
ひとのこころは、時と場所を越えてもなお、こんなにもみずみずしく通じ合う。

ーー伊沢拓司(QuizKnock)

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目次

はじめに

いつかたこぶねになる日
それが海であるというだけで
釣りと同じようにすばらしいこと
虹をたずねる舟
翻訳とクラブアップル
とりのすくものす
タヌキのごちそう
おのれの分身と連れ添う鳥
あなたとあそぶゆめをみた
空気草履と蕎麦
屛風絵を旅する男
はだかであること
愛すべき白たち
はじめに傷があった
隠棲から遠く離れて
スープの味わい
イヴのできごと
海辺の雲と向かいあって
生まれかけの意味の中で
砂糖と試験管
紙ヒコーキの乗り方
春夜の一服
ベランダ暮らしの庭
文字の消え去るところ
鏡とまぐわう瞳
無題のコラージュ
ひょうたんのうつわを借りて
貝塚のガラクタたち
ファッションと柳
旅行の約束
わたしの祖国

おわりに

本書に登場するおもな詩人たち
漢詩出典
初出

著者プロフィール

小津 夜景(おづ やけい)
1973 年北海道生まれ。俳人。2013 年「出アバラヤ記」で攝津幸彦賞準賞。2017 年『フラワーズ・カンフー』(2016 年、ふらんす堂)で田中裕明賞。2018 年『カモメの日の読書 漢詩と暮らす』(東京四季出版)。

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(2022/2/10)

書評家・渡辺祐真(スケザネ)さんによる小津夜景さんインタビュー @スケザネ図書館